「手元にあるPDFのカタログを、Webで見られるようにしたい」——この悩みを持つ企業担当者は少なくありません。この記事では、PDFをWebカタログ(電子カタログ)に変換する3つの方法を、費用・手間・品質・納期の4軸で比較します。
そもそもPDFのままではダメなのか?
スマホで見づらい。PDFはA4やA3の紙面を前提にレイアウトされています。スマホの小さな画面では文字が小さすぎて、拡大・縮小を繰り返す必要があります。
表示が遅い。PDFは全ページのデータを一括ダウンロードして表示します。Webカタログなら表示中のページだけを読み込むため、数百ページでも瞬時に表示できます。
アクセス解析ができない。PDFをダウンロードされた回数はわかっても、「どのページが何秒見られたか」はわかりません。Webカタログなら、GA4と連携してページ単位の閲覧データを取得できます。
ページめくりのUXがない。PDFはスクロールで読み進めるだけ。Webカタログなら、紙のカタログのようにページをめくる操作感を再現できます。
SEOに効きにくい。GoogleはHTMLページを優先的にクロール・インデックスします。PDFはHTMLに比べて表示順位が不利です。
方法① 自力でHTMLに変換する
PDFのデザインを元に、HTML/CSS/JavaScriptで一からWebページとして作り直す方法です。
必要なスキル:HTML、CSS、JavaScript。ページめくりの動きを実装するならJavaScriptライブラリの知識も必要です。
費用:ツール代は無料ですが、エンジニアの人件費がかかります。20ページのカタログを作るのに2〜3日、時給換算で5〜10万円相当の工数です。
結論:社内にフロントエンドエンジニアがいて、カスタマイズ性を最重視する場合に限り有効。ほとんどの企業にとってはコストと手間に見合いません。
方法② SaaSツールで変換する
クラウド型サービスを使って、PDFをアップロードするだけでWebカタログに変換する方法です。各サービスの詳細な比較は電子カタログサービス6社比較をご覧ください。
やること:ツールの管理画面にログインし、PDFファイルをアップロード。テンプレートを選んで公開設定をすれば完了です。
費用:月額制が一般的です。安いプランで月額500円〜、本格的な機能を使うなら月額10,000円〜。初期費用が別途かかるサービスもあります。
注意点:月額費用が継続的に発生します。また、サービスを解約するとカタログが閲覧できなくなるケースがほとんどです。
方法③ 制作代行に依頼する
PDFファイルを制作代行サービスに送るだけで、プロがWebカタログを作成・納品してくれる方法です。制作代行各社の費用を詳しく比較したい方はデジタルカタログ制作代行の費用相場をご覧ください。
やること:PDFをメールで送る。以上です。入稿したPDFを元に、プロがHTML5対応のWebカタログを制作し、完成データを納品します。
費用:ウェブdeカタログの場合、20ページまで5,500円(税込)。21ページ以降は1ページあたり110円(税込)。80ページでも12,100円。月額費用・初期費用ともにゼロです。
納期:最短即日。PDFを入稿すれば、当日〜翌営業日に納品されます。
3つの方法を比較表で整理
| 自力HTML化 | SaaSツール | 制作代行(買い切り) | |
|---|---|---|---|
| 費用 | 無料(工数5〜10万円相当) | 月額500〜44,000円 | 5,500円〜/回 |
| 月額費用 | なし | あり | なし |
| 手間 | 高(要技術スキル) | 中(操作学習が必要) | なし(PDF送るだけ) |
| 品質 | スキル依存 | テンプレート品質 | プロ品質 |
| 納期 | 2〜3日 | 即日(操作後すぐ) | 最短即日 |
| 解約リスク | なし | コンテンツ消失 | なし(データ納品) |
どの方法が自分に合っている?
社内にHTML/CSSを扱える技術者がいて、オリジナルのデザインで作りたいなら、方法①。
自分で操作してカタログを管理したい、月に何冊も更新するなら、方法②。SaaSツール各社の比較は電子カタログサービス6社比較で詳しく解説しています。
PDFは既にある、手間をかけたくない、維持費をゼロにしたいなら、方法③の制作代行が最適です。
まとめ
PDFをWebカタログに変換する方法は3つありますが、多くの企業にとって最適なのは制作代行×買い切りです。PDFを送るだけで、最短即日、プロ品質のWebカタログが手に入ります。
よくある質問
※本ページの画像はAIにより生成されています。
